ブロックチェーンはコロナのワクチンを配布するという前代未聞の計画を達成できるか?をメモしておく


感銘を受けたWEF(世界経済フォーラム)のブログを日本語でメモしておきます。原文は下記リンクを参照。

https://www.weforum.org/agenda/2020/07/blockchain-role-in-distributing-covid-19-vaccine-could-make-history/

  • ワクチンを作るのは重要だが、それをグローバルなスケールで配布することも同様に重要。
  • ワクチンの安定的な配布には何年も掛かる。例えば、インドでのポリオ・ワクチンの配布は15年くらい掛かった。カバー範囲は5歳以下の1億7,500万人の子供たち。1995年に始まり、完了したのは2011年だった。
  • UNICEF(ユニセフ)は、5歳以下の子供たちのために、約20億人分ものワクチンを2019年に購入している。

コロナ・ワクチン配布に伴う課題

  • 全ての国の全ての年齢層、全ての人に届ける必要がある
  • 一人一服として、70億人分のワクチンが必要
    • しかし、20%-30%は流通・貯蔵の過程でロスが発生するため、100億人分は必要。
    • ワクチン投与が一人二回分必要であれば、200億人分が必要となる
  • 地政学的、経済的、民族的な観点から、サプライチェーンは絶対に”公平”でなければならない。
    • 誰が最初に購入出来るか?グローバルでコンセンサスがないといけない。
  • 公平なサプライチェーンは、潔白でオープンで検証可能、改ざん不能で真正性が担保され、単一の者により管理されないことが必要。
  • ということでブロックチェーンもしくはDLTが必要不可欠となる。

求められる機能

  • ワクチンの貯蔵状況、温度管理、在庫切れ、補助的製品(希釈液、注射器等)の在庫量等のリアルタイム・トラッキングと情報更新
  • ワクチンの廃棄率の計算も必須。これは需要予測の重要なインプットとなるため。
  • サプライチェーンのあらゆる場面における廃棄率を正確に把握し、また見積ることが重要。

StaTWigの取り組み

  • UNICEFの支援を受けるスタートアップであるStaTwigはワクチン・サプライチェーン・マネジメントをテストしている。
  • QRコードを使って、各ワクチンの製造から消費者に届くまでを追跡
  • サプライチェーンの各タッチポイントで、量、温度、タイプスタンプ、所有者、価格等をQRコードを使って記録
  • データの集約や分解が可能なので、パレット単位、箱範囲となったときに、QRコードの数は削減される