ESG投資は貿易金融にどう影響を及ぼすか?をメモしておく。


原文は下記リンク。
https://www.marcopolo.finance/esg-is-becoming-a-force-in-trade-finance/

三井住友銀行のトレードファイナンス責任者、長谷川部長による渾身のメッセージ。気付き多すぎ。

  • ESGの実践は企業のサプライチェーンをどう管理するかに大きく影響する
  • 企業が環境に掛ける負荷のうち10~30%は自社内のオペレーション、残りはサプライチェーンに依存する
    • だからバイヤーはサプライヤーのESGに対する考え方が重要
  • しかし、ESGの実践は常に大変
  • ESGの実践をコストを掛けながらも、利益を上げている会社があるのも事実である 
    • 答えは、貿易金融にある。なぜなら、貿易金融によるサプライヤーへのファイナンスは、サプライヤーのESGに対応するインセンティブに繋がるから。どういうことか?
  • 相反する志向
    • サプライヤー、出来るだけ早く支払いを受けて、信用リスクを削減したい。
    • バイヤー、支払間隔により運転資金効率を最適化しつつ、サプライチェーンの分断リスクを削減したい(つまり安定調達)
  • Forbesによると、投資家の80%は、投資意思決定において、ESG方針を考慮している
    • 持続可能なSCMにおける金融市場は、市場全体の1/3(6,600億ドル)に達しており、金融機関にとっては60億ドルもの収益機会がある。
  • 持続可能なSCMにおける金融市場におけるギャップがあり、それはファイナンスを必要とする企業(サプラヤー)に、等しくファイナンスを受ける機会が届いてないということ(つまり貿易金融ギャップのこと)。
  • Marco Poloには、バイヤー主導のファイナンス・ソリューションがあり、サプライヤーはより有利なレートで早期の支払いを受けることが出来る。どういうことは?
    • 例えば、サプライヤーはESG方針への順守状況によりランク付けされるかもしれない。これはESGを実践するインセンティブに繋がる。これにより持続可能なサプライチェーンを達成できる。
  • 金融機関にとっては、資金調達に苦労している中小企業にファイナンスを提供できる機会が創出される。この機会がアジア開発銀行が発表している1.5兆ドル(150兆円)の貿易金融ギャップである。