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- DLTプロジェクトがパイロットから本番フェーズに移行していくのに当たっての検討事項
- 要は社内で持つか、外部ベンダーにお願いするかを判断する際の検討事項
- リスク
- データの秘匿性と可用性を考慮する
- 真正性はあまり問題にならない。なぜならDLTで担保されるから
- トランザクションはウォレットを所有する会社によって参照される。だから社内で持つべきという考え方がある。
- 戦略
- 内製か外製かの意思決定
- 会社が電力を生成しないで電力会社から買うように、コアビジネスかの見極めが必要
- DLTノードを持つことはコアビジネスではないので外注すべき
- 規模の経済
- DLTプロジェクトが十分に多ければ社内でノードを持つのもあり。
- ただし、どれくらいであれば「十分」かは答えがない
- イノベーション
- イノベーションプロジェクトをやるなら、手っ取り早くやるために外注すべき
- DLTプロジェクト間の内部依存関係
- 例えば、サプライチェーンとCBDCのプロジェクトがあれば、サプライチェーンでCBDCを使って決済する可能性がある。
- だったら社内か外注かは寄せた方が良い。
- 市場投入までの時間
- 外注する方が時間の削減になる。すぐ使える。
- ベンダーロックイン
- 近年、クラウドプロバイダー間でデータ転送することは比較的容易
- ベンダーロックインは、むしろアプリケーションレイヤーで起こり得る
- 社内でノードを持っていた方が、秘匿性の観点からは好都合。
- 社員への依存
- DLTノードを社内で持つと、たいていは一人の社員に依存することになる。これは危険
- 特に本番段階になるとこれは危険
- コスト
- 社内でノードを持つ方がコストが掛かる
- 外注すると、モニタリングやサポート、標準化されたフレームワーク、等が使えるようになって便利
その他
- 社内でノードを持った方が外注よりセキュア
- しかし、高度に秘匿性、真正性、可用性が求められる場面では、むしろ外注した方が良いとの意見もある。